吉備津神社 本殿

吉備津神社 本殿の写生

吉備津神社の本殿は「比翼入母屋造」と言われる様式で、他に類がなく国宝にしていされています。過去2回の火事により焼失しましたが、現存する本殿拝殿は室町時代の1425年に再建されました。
檜皮葺きの大屋根は50年に一度吹き替えられます。写生に使用した写真は、4年を費やした葺替えが終了し工事用の素屋根・足場が撤去された2008年6月6日に撮影したものです。整然と積み重ねられた檜皮葺き屋根の深みのある色合い、入母屋の屋根の曲線、軒付けの白壁・朱、金箔の装飾は、荘厳な趣をかもし出しています。大きく伸びすぎた樹木が剪定され本殿と回廊の一部を見ることができます。鯉山を借景にした本殿のたたずまいが好きです。
スナップ写真2008/6/6 14:04、写生制作2025年2月

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吉備津神社 回廊

吉備津神社 回廊の写生

吉備津神社の回廊は、本殿拝殿、南随神門、御釜殿、御供殿、本宮社、回廊の出入り口にある旧社務所をつなぎ、総延長398mあります。建造:天正年間(1573-1593年)
江戸時代には、吉備津神社を中心に門前町の宮内、北側に隣接する西国街道の宿場町板倉が大いに賑わったそうです。宮内の町並みをぬけ旧社務所横から回廊を通って南随神門から参る南参道と西国街道から分かれて松並木を通り北随神門から参る北参道が利用されていました。
写真は、新芽が出そろった時期の写真を選びました。借景の山は、鯉山の尾びれにあたる部分です。
スナップ写真2006/4/29 14:04、写生制作2025年2月

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